住宅計画

住宅購入前に必ずハザードマップで水害のリスクを確認しておく

九州地区を襲った豪雨(令和2年7月豪雨)で大変な被害が出ています。
私が住んでいる福岡県でも、大牟田市のほうで大規模な浸水被害が起きたようですし、例年浸水被害が起きている久留米市では、また今回も被害が出ているようです。

このような地元の被害以上に、驚いているのが球磨川の氾濫です。
球磨川は以前毎年のようにラフティングで訪れていた場所で、氾濫が起きた周辺地域の様子を知っているだけに、テレビで映像を見るたびに大変心が痛みました。

地球温暖化の傾向は数十年、数百年といった単位で続く

その球磨川で氾濫が起きて被害が出たエリアですが、自治体から出されていたハザードマップの警戒エリアとほぼ重なっているようです。
被害が出てしまったのは大変残念なことではありますが、自治体はあらかじめ警報を鳴らしてくれていたわけで、けっして想定外というわけではありません。

今回のニュースを見ていてよく「正常性バイアス」という言葉が使われていますが、人間というのは「ついつい自分は大丈夫だろう」と考えてしまう傾向にあります。
住宅を購入する際に、「まあうちは大丈夫だろう」とついつい考えてしまいがちですが、地球温暖化が急激に進んでおり、毎年のように各地で「50年に一度」や「100年に一度」というような大雨が降って、洪水の被害が起きています。
地球温暖化の傾向は数十年、数百年といった単位で続くものなので、この流れは変わらないという前提で私たちは生きていくしかありません。
今回のような洪水被害を他人事とは思わずに、自分のこととして捉えていく必要があるでしょう。

ハザードマップで水災リスクを確認する

そこで必ず行なっていただきたいのが、住宅を購入する際に水害のリスクがあるかどうかを確認しておくことです。
その土地に水害のリスクがあるかどうかは、自治体がホームページ等で発表しているハザードマップで確認することができます。
もしお住まいの自治体のハザードマップが見つからない場合は、こちらのポータルサイトから探してみるといいでしょう。

ハザードマップポータルサイト
https://disaportal.gsi.go.jp/

ハザードマップには実際にどの程度の高さまで浸水する可能性があるのかということが示されていますので、そのデータを基に住宅購入計画を立ててもらいたいと思います。

リスクとの共存を考える

できれば水害のリスクがない地域に住めればいいのですが、様々な事情があるため、そう簡単にはいかないことも理解できます。
川の近くは水資源が豊富ですし、平地が多いですから農作業等に向いています。
そのため人間は川の近くに住んできた歴史がありますからね。

また、近代化によって工場なども増えてきました。
例えば今回の球磨川の流域(八代市)には、大量の水を必要とする製紙工場があります。
通勤等を考えて、その近隣に住むのは自然なことだと思います。

川が近いからといって、その流域に住まないというわけにはいかないので、私たちはリスクとの共存を考えるべきだと思います。
ハザードマップを確認して、水害のリスクがある場合には、少しでも水害に強い住宅を建てるようにしたいものです。
その上で水害リスクをカバーする火災保険に入っておく。
また、万一の時に命を守るための行動計画を立てておくようにしましょう。

これまでの経験値をベースに大丈夫だろうと考えるのではなく、過去に起きなかったことがこれから起きるものとして考える必要がありますね。

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老後のお金の不安解消アドバイザー(ファイナンシャルプランナー) 愛知県名古屋市生まれ 福岡県春日市在住 老後のお金の不安を解消する、ライフプランと資産運用&資産管理の専門家 「90歳まで安心のライフプラン」を合言葉にして、豊かな人生の実現に向けたライフプラン作りの支援を行っている。 独立から約16年にわたり相談業務を中心に実務派ファイナンシャルプランナーとして活動する傍ら、ライフプランや資産運用などのお金のことについて年間100回近い講演や、マネー雑誌やコラム等の原稿執筆を行うなど幅広く活動をしている。
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